日本臨床腫瘍学会では2006年4月1日付けで、認定試験に合格された47名を「がん薬物療法専門医」に認定いたします。3年後には今回認定される専門医の中から、「指導医」が誕生することになります。一方、専門医制度創設の暫定措置として10年間の期限（2014年3月31日まで）で「暫定指導医」が設けられておりますが、「暫定指導医」は試験を受けて認定された「がん薬物療法専門医」が一定条件を満たして認定される「指導医」とは明確に区別されるものであります。しかしながらホームページ上、名刺、履歴書などの表記におきまして、「暫定指導医」を「指導医」として表記されている事例が、数多く見受けられます。現状のままですと将来、本当の「指導医」が誕生した場合に、混乱が予想されます。暫定指導医に於かれましては、暫定指導医の制度をご理解の上、「指導医」との表記は至急、「暫定指導医」に改めていただくようお願い申し上げます。ホームページなどでの表記が訂正されない場合には、事務局より個別にご連絡を差し上げることになります。

また、暫定指導医も5年での更新が必要になりますので、更新をご希望される場合には必要な単位取得などの準備をお願い申し上げます。詳しくは、ホームページに掲載してあります日本臨床腫瘍学会専門医制度規則第13章、同細則第14条をご確認下さい。

2006年3月24日
日本臨床腫瘍学会
理事長　西條長宏