「こういうセミナーがあるのだけど、タイ君はがんに興味あるから参加してみる？」
と突然久しぶりに会っていない大学の友達からラインメーセージが届きました。
以前から日本臨床腫瘍学会については知っていて、いつか学会のイベントに参加したいと思っていました。本セミナーは学生・研修医向けのイベントであり、また参加費は無料で、交通費まで支給されて、「なんというお得な機会」と思い、迷わず申し込みました。
　セミナーが終わり、当日のことを振り返りこの感想文を書いていると、教えてもらった友達にちゃんとお礼を言わなければ、と思いました。セミナーは最高だったからです。
　今年のプログラムはとても多岐渡り、がん治療の変化、新専門医制度から臨床試験、precision medicine, そして患者さんの体験談まで、研修医に非常に役に立つ内容でした。
グループワークではがん患者のCancer journeyを創造しました。私のグループには、私以外にももう一人の留学生がいて、とてもダイバーシティに富んだグループで、活発なディスカッションができました。私たちのプレゼンテーションは「脚本賞」を受賞し、素晴らしい思い出になりました。
　本セミナーでは全国から多くのの先生方が参加してくださり、様々なキャリパスについて話をする機会があり、大変参考になりました。日本では多くの病院で臓器別診療科でがん薬物治療が行われているため、腫瘍内科医が果たす役割は職場によって異なり、それで不安に思う人が多いかもしれません。しかし新しい分野だからこそ、前例にとらわれず可能性が無限です。「腫瘍内科の未来を創るのは君だ！」というセミナーのスローガンに共感し、私自身もモチベーションを高め、将来に向ける夢を抱くようになりました。　 最後に、このような素晴らしいセミナーを企画して下さった先生方に、改めてお礼を申し上げます。