■医学生・研修医のための
腫瘍内科セミナー(MOS2023 in Summer)報告
セミナー報告 Dグループ
私は現在腫瘍内科を志しており第20回臨床腫瘍学会にて本セミナーについて伺い、腫瘍内科の様々なキャリアプランについて興味を持ったため参加させていただきました。
琵琶湖から遠く離れた山形の地から、学生の身で参加することとなり非常に緊張していたのですが、アイスブレイクでの「隣の隣の自己紹介」で同じグループの学生・先生方と打ち解けることができ、セミナーに来るまでの不安感が一気に払拭されました。
講義については、多くの同志が一番気になっているであろう専門医制度と専門研修に加えてICI、臨床試験、遺伝子など多岐にわたり、一般知識に加えて腫瘍内科医としての働き方やキャリアプランの築き方を学ぶことができました。また、夜の懇親会では各先生方のキャリアや価値観、考え方について具体的に伺うことができたことや地域や立場は違えど共に腫瘍内科を目指す同志と近い将来の目標や不安など熱く語り合うことができたことからも非常に有意義な時間を過ごすことができたと思います。
グループワークでは「がん患者のCancer Journeyに基づくCaseを創造する」という演題から私達DグループではShared Decision Makingに焦点を当てた構成となりました。実際の患者背景や治療、治療経過などは臨床の場をよく知る研修医の先生方主導のもと決めて頂き最終的に個性全開の寸劇を交えて発表を行い、最優秀グループ賞を頂くことができました。
この2日間で多くの先生方、同志と交流を深め腫瘍内科について、人生について学び合い語り合えた時間は今後大きな財産となることと思います。臨床・研究に励みつつHBMに沿った腫瘍内科医としての道を歩めるよう、日々の実習や今後の初期研修期間を過ごしていきたいと思います。最後になりますが、私達Dグループのファシリテーターを務めて頂いた清水俊雄先生、大熊ひとみ先生はじめ本セミナーの企画運営に携わって頂いた多くの先生方へ感謝申し上げます。
山形大学医学部医学科5年
芦川 直輝