医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー

ご挨拶

腫瘍内科の未来を創るのは君だ!  腫瘍内科とは、がんという病気を診て、がんを抱える患者さんを支える診療科。
年間約100万人が新たにがんに罹患し、その多くが、腫瘍内科医を必要としていますが、その需要に応えるためには、皆さんの力が必要です。
内科の中でも特に重要な分野の一つで、患者さんや医療現場から必要とされ、今後もさらなる発展が期待される「腫瘍内科」。日本ではまだ新しい領域で、固定されたレールを進む安定した道はないかもしれませんが、レールに縛られることなく、大空に羽ばたけば、そこには無限の可能性があります。そして、世界中のがん患者さんたちが、皆さんを待っています。

日本臨床腫瘍学会では、毎年夏に、びわ湖を臨む大津プリンスホテルで、1泊2日の「医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー(MOS)」を開催し、これまで、多くの腫瘍内科医を輩出してきました。コロナ禍での中断もあり、昨年は4年ぶりの開催でしたが、多くの医学生・研修医・専攻医にお集まりいただき、活発な交流と議論が行われました。 そして、今年2024年も、「#MOS2024夏」を開催します。定員を80名に増やし、企画も充実させて、皆さんをお迎えします。
腫瘍内科に興味のある医学生、研修医、専攻医の皆さん、是非、びわ湖に集まりましょう。同世代の皆さんや、先輩腫瘍内科医との交流を深めながら、腫瘍内科医とは何か、腫瘍内科にはどのような可能性があるのかを、ともに考えましょう。きっと忘れられない夏になるはずです。
新専門医制度の混乱もあり、不安を感じている方も多いと思いますが、制度上の問題は、私たちが解決しますのでご安心ください。制度がどんなに揺れようとも、けっして、腫瘍内科医の必要性が揺らぐことはなく、腫瘍内科医を志す人材が路頭に迷うようなことはありません。今抱いている志を忘れずに進んでいただければ、未来は拓けます。

腫瘍内科の未来を創るのは、今これを読んでくれている「君」です!
「#MOS2024夏」は、皆さんの応募をお待ちしています。
熱い夏、びわ湖で、腫瘍内科の未来について語り合いましょう!


日本臨床腫瘍学会 専門医部会長
医学生・研修医のための腫瘍内科セミナーワーキンググループ長
がん研究会有明病院 院長補佐
高野 利実