■医学生・研修医のための
腫瘍内科セミナー(MOS2023 in Summer)報告
セミナー報告 Bグループ
この度、私は内科専攻医(医師4年目)という立場で本セミナーに参加させていただきました。内科ローテーションにおいて、肺癌、白血病、リンパ腫などの化学療法をやらせていただいたのですが、臨床における経験は乏しく、腫瘍内科学で第一線に立っている先生方のお話を伺えたことがとても参考になりました。がんにおける診断、治療における有害事象・支持療法、分子標的・免疫チェックポイント阻害薬についての講義を聞き、再度自分の知識のなさに痛感しながらも、講義をとおして、新しい知識を獲得することができました。
後半のグループワークでは、私自身はあまり考えたことがないCancer Journeyというテーマを与えられ、医学部生5年生から医師4年目までのグループでディスカッションをしました。他の学年の人たちと話す機会はあまりなかったので、とても楽しく、刺激にもなりました。グループとしては、最終的に肺癌(Stage Ⅳ)の症例について寸劇をふまえた形で発表しました。セミナーが終わった後、臨床の現場で同様な肺癌の患者さんを診察する機会がありました。その時に、今回のグループワークでおこなったようなCancer Journeyを自分自身で作成し、それをもとに患者と話しあいをしたうえで、治療方針を決めていくということをしました。グループワークで行ったことが実際の臨床の現場でいかすことができたので、とても良い経験になりました。
本セミナーで学んだ事を今後の自分の診療に生かしていきたいと思います。最後になりますが、2日間、非常に充実した時間を過ごさせていただき、心より感謝申し上げます。