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専門医制度に関するお知らせ

2008年02月21日
がん薬物療法専門医の広告が可能になりました

2008年2月21日

特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会(JSMO)のがん薬物療法専門医は、平成20年2月19日、厚生労働省により広告が可能な資格名として正式に受理されました。

平成14年(2002年)日本臨床腫瘍研究会より脱皮し成立したJSMOはがん薬物療法に関する専門医制度を確立するために必要な準備を着実に整えてきました。平成20年2月20日現在会員数約6,660名余の大きな学会に成長しました。平成17年(2005年)より始めた専門医認定試験も既に3回行われ、平成20年4月にはがん薬物療法専門医205名となります。

今回の厚生労働省通知により専門医の先生方は、

「医師 ○○○○(特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医)」

と広告することが可能となりました。これはJSMO事務局および専門医制度の確立に尽力された先生方を始めJSMO会員全員の努力の賜物と思われます。JSMO成立時より一丸となって臨床腫瘍学の必要性、重要性にご賛同いただきその具体化の推進力となった会員の皆様に感謝致します。

JSMOは今年度よりAnnals of Oncologyを機関誌として学会としての体裁を整えることができました。全国の大学にはオンコロジーセンターや臨床腫瘍学講座が創られ始めております。JSMOの果たす役割は今後益々重要になるものと思われます。しかし、わが国では臨床腫瘍学はまだ内科学のsubspecialtyとして認められておりません。現在日本内科学会に対する働きかけを行っております。JSMOはグローバルスタンダードの臨床腫瘍学の均てん化を目指し更に努力する所存でございますのでよろしくお願い申しあげます。

特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会
理事長 西條 長宏

「広告が可能な医師等の専門性に関する資格名等について」の一部改正について PDF

追:がん治療認定医について

日本癌治療学会、日本癌学会、日本臨床腫瘍学会、全がん協は、日本がん治療認定医機構をつくり、がん治療認定医の認定を目指してきました。ご存知のように2008年1月13日(日)、14日(月)に第1回のセミナーと試験を終了しており今後年1~2回のセミナーと試験を予定しています。
日本臨床腫瘍学会の「がん薬物療法専門医」と日本がん治療認定医機構の「がん治療認定医」の位置づけは以下のとおりです。

  • 日本臨床腫瘍学会の「がん薬物療法専門医」の受験資格として「がん治療認定医」 の取得は不要です。
  • 日本臨床腫瘍学会会員が「がん治療認定医」を申請することは自由です。
  • 日本がん治療認定医機構認定医制度規則第17条の規定が日本臨床腫瘍学会の「がん薬物療法専門医」に適応されます。この規定により「がん薬物療法専門医」は 申請により「がん治療認定医」に認定されますので、セミナー受講と認定医試験は 両方とも免除されます。
    日本がん治療認定医機構認定医制度規則第17条は2010年度を以て廃止されました。
    詳細はこちら PDF