医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー

■医学生・研修医のための
腫瘍内科セミナー(MOS2025 in Summer)報告

セミナー報告 Hグループ

九州大学医学部5年の永田宗太郎と申します。私はMOS2025春にも参加させていただき、そこで高野先生の熱い説明を受け本セミナーへの参加を決めました。春もその記憶が今でも鮮明なくらい印象的で有意義な時間でしたが、夏セミナーではさらに刺激的で濃密な2日間を過ごすことができました。
 これまで「臨床でも基礎でも、とにかく研究に携わってみたいな」と漠然と考えていましたが、私より下の学年の学生たちがすでに研究を始め、成果を出し学会で発表している姿を見て、動かずにはいられなくなり、ワーキンググループに立候補しました。

セミナー報告 Hグループ1
セミナー報告 Hグループ2

2日間にわたるグループワークでは、大腸癌と診断された30歳の女性を想定し、ライフイベントも考慮した治療を考察しました。分かりやすい発表にするためセリフを交えた物語形式にしようという意見が出て、医学班、ストーリー班、セリフ班に分かれ作成しました。この分担がうまく機能したのは、班員全員が積極的でかつ柔軟であったからだと強く感じています。実際、発表者もこの寄稿も全て自主的なものでした。劇の内容にこだわったおかげか私たちの発表はユーモア賞を受賞し、じゃすもーくんグッズなどをいただきました。特にじゃすもーくんうちわが個人的に一番嬉しかったです。受賞の決め手となったであろう患者役の「ボクたち、生物選択なんで遺伝のこととかわかってます」などのセリフは、私たちHグループの和気あいあいとした雰囲気があったからこそ出せたものであると確信しています。グループ内に限らず、腫瘍内科医の先生方や志望する医学生と過ごす時間はとても居心地が良く、波長が合う様に感じ、私はより一層腫瘍内科を志す気持ちが強まりました。

最後になりましたが、私たちのグループでファシリテーターを務めて下さった田村真吾先生、松本俊彦先生、慶應義塾大学の髙橋さんをはじめ、このセミナーに関わられた臨床腫瘍学会の皆様に心から感謝申し上げます。2日間本当にありがとうございました。

九州大学医学部5年
永田 宗太郎

セミナー報告 Hグループ3

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