医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー

■医学生・研修医のための
腫瘍内科セミナー(MOS2026 in Summer)報告

セミナー報告 Cグループ

このたびCグループの一員としてセミナーに参加いたしました。私は呼吸器内科を専攻し、入院主治医として肺癌診療に携わる機会があります。その中で、がんと共に生きる患者さんと向き合う難しさとやりがいを感じ、腫瘍内科についてより深く学びたいと考え、本セミナーに参加しました。
 セミナーでは、グループワークを中心としたケーススタディに加え、がん体験者による語りや第一線で活躍されている先生方のレクチャーなど、多彩なプログラムが用意されていました。聞いて、考えて、話し合うことを繰り返す充実した2日間で、多くの学びを得ることができました。

セミナー報告 Cグループ1
セミナー報告 Cグループ2

私たちのグループでは、「田中太郎さん(28歳男性)」という架空の大腸癌患者さんを設定し、診断・治療を進める中でリンチ症候群が疑われるという症例について検討しました。自分自身が患者であったらどのような治療を選択し、どのようなことに悩み、人生を歩んでいくのか議論を重ね、Patient Journeyを作成しました。9人という少人数のグループでしたが、それぞれの価値観や考え方は多様で、どの意見にも納得できる理由がありました。この経験を通して患者さんにとっての最善の選択は、丁寧な対話を重ねながら、ともに見つけていくものであることを改めて実感しました。

また、臨床医や医系技官、在宅医療を専門とされる開業医やアカデミアで活躍される先生方から、それぞれの立場での仕事やキャリア、さらには家庭との両立についてお話を伺う時間もありました。普段の病院研修では知ることのできない多様な働き方や価値観に触れ、医師としてだけでなく、一人の人間としてどのように生きていくかを考える貴重な時間となりました。

今回のセミナーで得た学びを、今後の日々の診療に生かし、患者さん一人ひとりの価値観に寄り添いながら、より良い医療を提供できる医師を目指していきたいと思います。このような貴重な学びの機会を与えてくださった運営の皆様、腫瘍内科の先生方、そしてともに学んだ参加者の皆様に心より感謝申し上げます。

セミナー報告 Cグループ3

大阪公立大学医学部附属病院 専攻医
豊後みどり


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