医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー

■医学生・研修医のための
腫瘍内科セミナー(MOS2024 in Summer)報告

セミナー報告 Hグループ

名古屋大学医学部6年の徳永康太です。就職試験の準備に追われる同期たちを横目に、参加費が無料で腫瘍内科について学べるチャンスと聞き、即座に「試験勉強は後で!」と決断して参加しました。
 蓋を開けてみれば、予想以上に多くのことを学べるセミナーでした。
 まずは参加人数。総勢90 人参加されていて、腫瘍内科に興味を持つ同期がこれほどまでにいるのかと心強く感じました。
 特に印象に残ったのは、グループごとに症例を想定して発表する企画です。私たち、Hグループは「泣くな専攻医徳永、〜」というユニークなタイトルで、irAEの対処法を寸劇とともに披露。おかげさまでユニーク賞をいただき、汗ふきシートという夏にぴったりの賞品までゲットしました。

セミナー報告 Hグループ1
セミナー報告 Hグループ2

さらに、懇談会も忘れられない経験でした。最初は「強制参加」と言われた懇談会(実際には訂正されましたが、笑)でしたが、気づけば二次会、三次会まで続き、トップクラスの先生方から貴重なお話や、JSMOの良い点(そして悪い点も)についてたくさんの知識を得ることができました。お酒を久しぶりにたくさん飲んだせいで、裏話の大半を翌日には忘れてしまったことだけが唯一の後悔です。
 それはさておき、このセミナーは真剣に腫瘍内科を考えている人にとって、非常に価値のあるものだと確信しています。一泊二日で参加費無料、さらには遠方からの参加者にも配慮されたスケジュール、最新の免疫チェックポイント阻害剤の知見や、がん患者さんの実体験の語りなど、腫瘍内科の先生のキャリアなど、すべてが初期研修医や学生目線で構成されており、どれも質の高い内容でした。

 全体を通して、代表の高野先生が強調された「腫瘍内科の未来を創るのは君たちだ!」というメッセージは、すべての先生方からも感じられ、その本気度がひしひしと伝わってきました。この2日間を通じて、私自身も今後さらにJSMOと関わりを深めたいと強く感じました。最後に、このような素晴らしい企画を運営してくださったすべての先生方に、心から感謝いたします。来年度以降も開催予定と伺ったので、がんの内科的治療に少しでも興味がある方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか??

セミナー報告 Hグループ3

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