適応症例
頭頸部がんにおいては、プラチナ抵抗性頭頸部扁平上皮癌に対してヒト型IgG4抗PD-1抗体であるニボルマブの有効性がランダム化第Ⅲ相試験(CheckMate141試験, N=361)において示されています。この結果に基づき、我が国では2017年3月24日より「再発又は転移を有する頭頸部癌」に対してニボルマブは適応追加となりました。また、頭頸部領域には粘膜悪性黒色腫も稀ならず認められ、ニボルマブ以外にも抗PD-1抗体であるペムブロリズマブや抗CTLA-4抗体であるイピリムマブなどの免疫チェックポイント阻害薬を使用することがあります。
本診療連携プログラムの目的は、このような免疫チェックポイント阻害薬の適応となる患者さんを中心に、適切かつ安全にがん薬物療法を行うための診療連携体制を提供することです。このため、以下のような患者さんの紹介やコンサルテーションにご利用いただければと思います。
本診療連携プログラムを通じて
ご相談いただく場合の例示
- 1. 免疫チェックポイント阻害薬の使用を考えている患者の紹介やコンサルテーション
- 2. 免疫関連有害事象の管理に関する紹介やコンサルテーション
- 3. その他、頭頸部がんに対する薬物療法の適応や管理についての紹介やコンサルテーション